4. コンテンツに応じた移動ツール
「コンテンツに応じる」というのは直感的に解りづらい言葉ですが、Photoshopではお馴染みな用語になっています。削除したり、別の画像で埋めるときに背景を考慮して違和感なく自動的に処理することを意味します。そう説明してもわかりにくいと思いますので、実際に見てみるとイメージできると思います。
従来は写真に写り込んでしまった余計な被写体を削除するときなどに「コンテンツに応じる」削除ツールがありましたが、Photoshop CS6ではパッチツールに「コンテンツに応じたパッチ」モードが、移動ツールとして「コンテンツに応じた移動ツール」が追加されました。
移動したい被写体を範囲選択して「コンテンツに応じた移動ツール」を選択
移動したい位置にドラッグ
移動した元の被写体の位置はコンテンツに応じて塗りつぶされる
5. 「広角補正」フィルター
写真家やハイアマチュアの写真愛好家にとっては気になる収差(色収差や歪曲収差等)やゆがみを、従来は「レンズ補正」フィルターで調整していました。Photoshop CS6 からは更に「広角補正」という機能が追加になりました。
「広角補正」フィルター 写真に記録された撮影レンズを判別して「自動」で収差を補正
「広角補正」フィルター 「魚眼レンズ」では焦点距離を 0.30mm から 50mmで指定して歪曲を編集できる
6. 「油彩」フィルター
油絵を描いたようなフィルターが追加になりました。
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