■ノコギリクワガタはカッコいい
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ノコギリクワガタのオス。カッコいい。 |
前回は2008年の夏の終わりに書いた記事だけど、2009年初夏版として再び書きます。
そうですね、もうすぐ夏。
そんな季節ですね。
そう言えば、伊豆の友人が「今年はクワガタの出現が早いぞ」と言っていたので、昨日、ちょっと近所の森を見に行ってきました。
僕の所感としては、梅雨のジメジメは仕方ないとしても、梅雨の中休みのドッピーカンの日が少ないので、今年の出現が早そうな気はしていなかったのですが、とにかく行ってみました。
もういるかな。
ところが、風もあって、少々雨も降り出して、虫たちにとってはつらい夜です。
しかし、さすがに梅雨時、かなり樹液が出ていて、匂いがプンプン。
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ノコギリクワガタのオス、別の角度。アゴが長い |
樹液にはカナブンやスズメバチが集まっていて、暑い夜になれば孵化したクワガタや越冬組が動きだしていそうな気配でした。
というわけで、本日の収穫は・・・
- ノコギリクワガタ(♂) カッコいい 1匹 (写真1~3)
- コクワガタ(♂) かわいい 1匹
(写真4 「ビックリ」って感じがいい!!)
- コクワガタ(♀) 3匹
という感じでした。
大物はノコギリクワガタ(♂)、
コクワガタを押しのけて樹液に群がっていました。
これから気温が上がれば、もっとたくさんムシたちも出てきそうですね。
またレポートします。
さて「かぶと虫の捕まえ方」なんてブログに書いたモノだから、少し質問なんかも頂きました。はじめてカブトムシを捕りに行くので要領がわからない、ということでしたので、前回のおさらいから。
■おさらい
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ノコギリクワガタのオス、別の角度。このアングルも実にいい~♪ |
まず、昼のうちに森に入って下見をします。危ないところはないか、のチェックが一番ですが、次にどこに樹液が出ているか、も調べておきます。
スズメバチやカナブンが案内してくれますので、飛んでいる彼らをきちんとチェックしたり、ストーキングしたりもします(笑)。
後は夕方、樹液が出ている木を回ります。
19時~21時頃によく動きますが、夜中まで樹液を求めて飛び回っています。
■罠(トラップ)の作り方
たまに罠を作ることもあります(うちの周りではやりません)。初めて行く森で、あまり森に深く入りたくないとき、樹液が思うように見つからないときのために作っていきます。
作り方はインターネットで検索すると出てくると思いますが、バナナを焼酎につけて発行させ、お茶のティーバッグに詰めて、木にぶら下げます。
- バナナを輪切りにします(皮ごとでOK)
- タッパーにバナナを入れて、バナナがつかる程度に焼酎を入れます
- 一日程度放置します
- 市販のお茶用のティーバック(中身がないいれもの)に
タッパーのバナナを移していれます。これをいつくか作ります。
- 現地で雑木林の幹に画鋲などでしっかりと付けます
(必ず回収してください、ゴミになってしまいます)
罠を仕掛ける場所は飛んできやすいところ、風通しが良ければニオイも拡散するでしょうね。
■キャンプ場などでは「光」で集める
また、光で呼び集めることもできます。
森に囲まれたキャンプ場ではとても有効な方法です。
「ちょっと大がかり」と感じるかもしれませんが、やることは実に簡単、こんな感じで捕ります。
- キャンプ場に持って行くものに次の2つを追加します
・寝具の白いシーツ(敷布)
・明るめの大きな懐中電灯、または明るめのランタン
- 夜19時頃~キャンプ場の広いところでシーツを干すようにかけます
- 懐中電灯かランタンでシーツを照らします
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コクワガタのオス、ちっちゃくてかわいい♪ |
これだけ。海中電灯やランタンに照らされたシーツが大きな電灯のような役割にをして、ムシたちを集めてくれます。20~30分おきに確認しに行くととれるかもしれません。ただ、ほかのムシたちも寄ってくるので要注意です。蚊や羽虫も寄ってきますのでテントの近くではやらない方が良いでしょう(*^_^*)。
なお、紹介した方法は、周囲の住人やキャンパーたちに迷惑がかからないように、また怪我のないように配慮しながらやってください。結果がダメでも責任はもちません(>_<)。
頑張って捕ってくださいね。(つづく)
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