2013年6月、Adobe Creative Cloudが本格的に始動し、今まで店頭等でパッケージ(箱)販売されていた「Adobe Photoshop CS6」は古いバージョンになり、最新版は「Photoshop CC」に変わりました。
Photoshop が最初にリリースされたのはいまから20年以上も前、1990年のこと。元々はPhotoshopの製品名も多くのソフトウェアと同様にバージョン番号で呼ばれていました。
【Photoshop の歴史】
- 1990年 Adobe Photoshop
- 1992年 Adobe Photoshop 2.0
- 1993年 Adobe Photoshop 2.5
- 1994年 Adobe Photoshop 3.0
- 1996年 Adobe Photoshop 4.0
- 1998年 Adobe Photoshop 5.0
- 1999年 Adobe Photoshop 5.5
- 2000年 Adobe Photoshop 6.0
- 2002年 Adobe Photoshop 7.0
- 2003年 Adobe Photoshop CS
- 2005年 Adobe Photoshop CS2
- 2007年 Adobe Photoshop CS3
- 2008年 Adobe Photoshop CS4
- 2010年 Adobe Photoshop CS5
- 2012年 Adobe Photoshop CS6
- 2013年 Adobe Photoshop CC
2003年にそれまでは数字のみでカウントされていたバージョンが刷新され、Adobe IllustratorやAdobe Premireなど、多くのソフトウェアとの操作の統一性やセット販売を意識して「Creative Suite」すなわち「CS」が付けられました。
CSになってからは2年に1度、大きなバージョンアップが行われ、その都度CSの番号がカウントアップされてきたのです。
■販売パッケージ
Photoshopは画像編集の最高峰のソフトウェアとして位置づけられ、単品で販売されてきました。一般には、店頭でのパッケージ(箱)販売が主で、CD-ROMやDVD-ROMでパソコンにインストールする方法です。
新しいバージョンが発売されるとひとつ前のバージョンを持っていると廉価で購入できるしくみです。 Adobe Creative Suiteでは、セットのパッケージが導入され、フォトショップやイラストレーター等がセットになったデザイン関係向けの「Design Premium」、フォトショップやドリームウィーバー等がセットになったウェブ関係向けの「Web Premium」、それらのソフトが全部入った「Master Collection」などが販売されています。
このソフトウェア群は種類が豊富な反面、種類が多過ぎることで一般のユーザーには何を使えば自分のやりたいことを実現できるのかよく解らない、という状況を作っていることも現実でしょう。
(Text : 神崎洋治 : Photoshop CS6パーフェクトマスター著者)
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