緑の木々が綺麗に撮影できない理由

陽が当たった葉っぱには反射が発生していることを意識したことがありますか?

普通は意識しませんよね。しかし、下の写真をよく見ると、実際には葉っぱに日光が反射して白飛びしてしまっていることが解ります。

更にカメラはこの反射を的確に感じていて、反射している光の分、自動的に露出を下げて風景全体を暗く撮ろうとします。そのため、本来、木々は綺麗な緑色なのに、黒く沈んだ緑色に写ってしまいます。

悪玉は反射です。
写真にとって光は大切なものなのに、時に反射は悪玉になります。
そして反射を抑えた写真を撮るためにはPLフィルターが有効です。

PLフィルターを装着して撮った写真がこちら。

木々や草の反射を抑えることによって、緑色が綺麗に出ていることがわかるでしょうか。

少し解りづらかったかもしれませんので、いくつか同様に緑地公園を散歩したときに撮影した例を紹介します。PLフィルターの効果がわかるでしょうか。

装着前

PLフィルター装着時

装着前

PLフィルター装着時

装着前

PLフィルター装着時

PLフィルター装着比較(右が装着時)

PLフィルターには他にも、紅葉、青空と白い雲、桜など、様々な景色を綺麗に写す効果があります。カメラ店やネットショップで2千円前後から買えるので、ぜひ試して見てください。PLフィルターについての詳しくはこちらの記事「PLフィルター(偏光フィルター)の特徴と効果｜レンズフィルター講座」で解説しています。