どっちの写真がおいしそうに見えますか?
今まさに、ブロガーが目の前にあるスイーツの写真を撮ろうとしている・・
または・・
店長に言われて、お店のホームページに掲載するために、
ショップの店員が新作スイーツの写真を撮ろうとしている。
よくありますよね、こういうこと。
そのとき、この写真A ↓ と・・・
この写真B ↓ ではどちらが魅力的でしょうか?
普通の写真とおいしそうに見える写真の違いとは
どちらもiPhone 4Sを使って、同じ場所で同じスイーツを撮った写真。
撮り方によってずいぶんと印象が違います。
最初の写真Aはスイーツの全体像を写した写真。
定食のセット内容やボリュームを正確に伝える、
そんな意図でお店メニューに使うならいいんだけれども、
なんともインパクトに欠けるし、美味しそうには見えない。
なんでか?
スイーツをいつもの 上から目線 で見てるから・・
上からとは、偉そうですね、マリコさんでもあるまいし。
被写体への気配りがない。
愛がないから、写真そのものの魅力や「おいしそう~♪」という印象に欠ける(^^;)。
一方で下の写真Bは、上から目線で眺めるのをやめて、スイーツの目線で語りかけるように撮っている(スイーツに目はない、あなたもスイーツには目がない?)。
まぁ、あれですよ・・
子供と仲良しになるには目線を合わせろ、ってアレ。
写真Bは、スイーツの全体の大きさは解らないけれども、
スイーツの具材に近寄り、より内面を視ようとしたとき、
初めてそのみずみずしさが表現できる。
更に、この例ではスイーツの前後がきれ~いにボケて、写真としてもカッコイイ・・思わず「おいしそう~♪」と見入ってしまう気がする。
このボカした感じは写真表現の魅力のひとつでもあります。
ブログやネットショップの写真で載せたり、お店に足を運んでもらうために掲載するとしたら、大仰な自分目線の態度で撮った写真Aよりも、スイーツと同目線で撮った写真Bの方がスイーツの美しさを表現できるとともに、写真にも魅力が出る、という話し。
このふたつの写真、最も大きな違いは「構図」と「アングル」です。
構図やアングルはプロが使う一眼レフであろうが、初心者向け一眼レフだろうが、コンパクトカメラやスマートフォンだろうが関係なく、上手な写真を撮るための基本でありとても重要なことです。ぜひとも、知っておきたいこと。
ところが、その基本的なことを知らない人も意外と多い。
Facebookやツイッターに投稿する写真も、記事を見てくれる人には「きれい!!」とか「おいしそー」とか、やっぱり思ってもらいたいもの(^_^)v
だから、この講座でもこれからじっくりと解説していきます。
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著者: 神崎洋治 (Google+ ページにアクセス)
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