広報担当者と説明員に聞くオリンパスブースのみどころ
オリンパスの広報担当者と説明員の方に聞くと、今回のブースの見どころは・・
- ミラーレス一眼OM-Dシリーズの入門モデル「E-M10」
- 開発中のズイコーレンズを参考展示
- 世界初ドットサイト照準器搭載、50倍ズーム「STYLUS SP-100EE」
- 防水チルト液晶「STYLUS TG-850」で半水面撮影
ミラーレス一眼OM-Dシリーズの入門モデル「E-M10」
オリンパスはミラーレスデジタルカメラの旗艦シリーズ「OM-D」の入門モデル「E-M10」を展示しました。
小型化・超薄型スタイリッシュボディーにちょっとレトロなデザインが特徴です。
OM-Dと言えば防塵防滴のイメージですが、今回のモデルはコスト減のため防塵防滴をなくしています。しかし、防塵防滴をなくした分、入門機らしくボタン類が押しやすくなっています。
・E-M5と新機種(入門機)E-M10の違い
また、E-M5になくてE-M10に装備されている機能のひとつが「キャッツアイコントロール」(最上位機E-M1には装備)。同社製品とは別に一般的に覗き窓式の電子ビューファインダー(EVF)は、実際の撮影写真より鮮やか過ぎて見えたり(撮った写真と異なりガッカリしたり)、眩しすぎる傾向があります。しかし、キャッツアイコントロールは光量を最適に調整してまぶしさや鮮やかを抑え、光学ファインダーに近い映像で見られる、という機能です。
E-M5と比較して、イメージセンサーの解像度は同じ、画像処理エンジンは同等かそれ以上に改良しているそうです。
WiFi機能があり、撮った写真をスマートフォン等に手軽に転送することができます。
ちなみにAFはコントラストAFです。
逆に、このE-M10と比べてE-M5が勝っている点は、防塵防滴、手ぶれ補正が5軸(E-M10は3軸)、パワーバッテリーホルダーなどのオプション系が充実している点などが挙げられています。ちなみに連写性能はE-M5が秒間9コマ、E-M10は8コマです。
また、E-M5ではフラッシュは外付けですが、E-M10では内蔵になりました。
ブースでは女性モデルを撮影できるコーナーが設けられ、たくさんのユーザーが試し撮りをしていました。
開発中のズイコーレンズを参考展示
オリンパスは開発中のレンズ4本をモック展示しました。
写真手前が展示会先日に開発発表されたばかりの広角ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mmF2.8 PRO」(手前左)と望遠ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mmF4 PRO」(手前右)です。発売は2015年、来年中ということなのでもう少し待たなくてはいけません。
300mm F4は戦略的な廉価価格が設定されると嬉しいですね。
奥の2本は左が発売中の「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mmF2.8 PRO」(価格は11万2350円)、右が今年後半発売予定の望遠ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mmF2.8 PRO」で防塵防滴が備えられるようです。
全域F2.8は魅力ですね。
世界初ドットサイト照準器搭載「STYLUS SP-100EE」
光学ズーム倍率50倍の高機能コンパクト、レンズ一体型デジタルカメラ「STYLUS SP-100EE」。高倍率ズームで遠くを見るのに便利な照準器ドットサイトが装備されています。
赤色照準のマークで遠くの被写体に合わせて液晶モニタでフリーミングします。
http://olympus-imaging.jp/product/compact/sp100ee/index.html
チルト液晶付きの防水コンパクト
デモ展示が面白いのが「Tough」シリーズ。あたかも顕微鏡よろしくミジンコが撮れるデモが人目を引いていました。
また、防水ながらチルト機能を装備した機種「OLYMPUS STYLUS TG-850 Tough」も展示(2月12日発表)。フレームの半分が水中、半分が地上、といった半水面の写真も撮りやすいとして、水槽とともに展示されていました。
水深10m防水、防塵設計、耐落下衝撃 2.1m、耐低温 -10度、耐荷重 100kgf。
著者: 神崎洋治 (Google+ ページにアクセス)
メールマガジン(無料)に登録してください。週刊デジマガの更新時にお知らせします。一緒に勉強しましょう!!
【新発売】 2013年12月19日
書籍「体系的に学ぶデジタルカメラのしくみ 第3版」
週刊デジマガでこのコラムを執筆している著者の最新作。デジタルカメラの構造から撮影のしくみ、撮像素子、レンズ、画像エンジン、記録メディア、手ぶれ補正、ライブビュー、顔検出、デジタル画像の基礎知識、仕様表の読み方まで解説。デジタルカメラを初めて使う方からデジタル一眼レフやミラーレスを使用している写真愛好家の方まで必携の1冊です! (日経BP社刊 神崎洋治/西井美鷹著)