前回の記事「スマートフォンってなに? スマートフォンってどういう意味?」で、「スマートフォンはパソコンに近い」と言いましたが、パソコンより明らかに優れている点があります。それはケータイの通信機能を持っていることです。
スマートフォンは「3G」と「WiFi」の2つの通信機能を持っています。
ケータイの電波を使う「3G」
スマートフォンでは、音声通話やメールの送受信(パケット通信)等を行う際に携帯電話の通信網を使用してデータをやりとりすることができます。これを「3G」(スリージー、サンジー)と呼びます。「3G」とはケータイの第3世代(3rd Genaration)を示す言葉で、最近ではより速い通信機能を「LTE」(エルティイー)や「4G」(フォージー、ヨンジー)と呼んでいます。
スマートフォンを3Gで使用するためには携帯電話の通信事業者、NTTドコモやau(KDDI)、ソフトバンクモバイル等との契約が必要になります。
WiFi = 無線LAN
もうひとつは「WiFi」(ワイファイ)です。WiFiは無線LANとも呼ばれ、パソコンやゲーム機でも普及していますのでお馴染みだと思います。
家庭ではインターネット回線に繋いだ親機とスマートフォンが無線LANで接続してデータ通信を行う方式が一般的です。
同様の方法で、お店(コーヒーショップなど)、駅、ホテルなどの親機と無線LANでWiFi接続することを「屋外無線LAN」や「ホットスポット」「フリースポット」等と呼びます。
親機にパスワードがかかっていなければ、公共施設の無線LANは誰でも使うことができます。
3GとWiFiの使い分け
一般的に、3GよりWiFiの方が高速で快適に通信をすることができます。そのため、どちらも使える場所では WiFi を使う方がお勧めです。
スマートフォンの設定でもケータイの 3G と WiFi の両方の電波が入る場所では、通常は WiFi が優先されるようになっています。
自宅でインターネットに契約している場合は、無線LANの親機をインターネットに設置し、スマートフォンを自宅で使用するときは WiFi で、外出先では 3Gを 使う、というスタイルが一般的です。
最近ではコーヒー店やファストフード店などで WiFiのフリースポットサービスを行っているお店が増えています。お店としてはそれによって客数を増やしたい考えで、ユーザーとしてはひと休みしながら高速な通信をスマホで利用できる利点があります。
無線LANの親機は下記のような機種がパソコン店やインターネットで販売されています。既に自宅でインターネットの契約をしている場合はLANケーブルに親機を接続し、無線でスマートフォンやゲーム機等と繋ぎます。
BUFFALO ハイパワー Giga 11n/g AOSS2対応 無線LAN親機
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