週刊デジマガ デジタルカメラ記事一覧

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「夜撮カメラ」や夜景撮影アプリを使うとイルミネーションがきれいに撮れる?

ここまでのおさらい

ここまで、夜景やイルミネーションをきれいに撮る方法を解説しました。

主なポイント別に並べますと・・

さて、スマホで撮るメリットはなんといっても夜景撮影用のアプリが使えること。今回は専用アプリ「夜撮カメラ」を使うとどんなイルミネーションが撮れるかをやってみたいと思います。

最初に種明かしをしますと、第一回「夜景やイルミネーションをきれいに撮る方法」の最後に紹介したこの写真、下の煌びやかな写真はアプリ「夜撮カメラ」を使って撮った写真です。

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夜景撮影アプリとは?

スマートフォンでの撮影の最大の特徴はアプリが使用できること。

これは卑怯なことでもなんでもなく(*^_^*)、デジタル写真の世界ではより実際の風景に近い写真に補正することは大切なテクニックのひとつです。
また、感銘を与える写真に演出したい場合もあるでしょう(この場合は多少盛っちゃうってことかな(^^;)。盛る度合いが課題ですね)。

さて、今回使った「夜撮カメラ2」はiPhone用とAndroid用にリリースされている夜景撮影用アプリです。各種補正機能も備えていて、撮った後で見た風景に近い煌びやかな夜景から、盛り過ぎの補正までできます。

[夜景撮影アプリの主な機能]

  • 手ぶれを防ぎ、ノイズを抑えてピントのはっきりした写真を撮る
  • 見たままに近い、煌びやかで鮮やかな明るさに補正する

なんてことが手軽に実現できるのです。

もう少し、実際の効果を見てみましょう。こんな感じです。
それぞれ、上がiPhoneの標準カメラで撮影した写真、下が「夜撮カメラ(夜撮カメラ2)」で撮影して補正した写真です。明るさ、鮮やかさの調整はアプリの操作でできます。違いが解りやすいように鮮やかめに補正してあります。

[作例01]

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[作例02]

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今回はiPhone 5を使っていますが、実はiPhone 5は、裏面照射型イメージセンサーという、暗いところでも綺麗に撮りやすい撮像素子を採用しています。それプラス、アプリのチカラで感動を写真に表現しています。

> 夜撮カメラ2 (iPhone用)
> 夜撮カメラ2 (Android用)

 

電子式手ぶれ補正の解説と操作方法

手ぶれ補正を防ぐしくみとして、一回のシャッターボタンで連写してメモリ上にため、複数の写真を合成したりしてノイズと手ぶれのない(少ない)写真にするという技術を使っています。

これは「電子式手ぶれ補正」の一種です。通常、デジタル一眼では手ぶれ補正レンズを内部で動かして手ぶれを打ち消すなど(光学式手ぶれ補正 : レンズシフト方式の例)の大変高度な技術が使われていますが、電子式というのは複数の画像をメモリ上に一時的にためて、それら画像を解析することでブレた部分を算出し、ブレのない状態に画像補正&合成する、という、デジタルならではしくみなのです。

そのため一枚の撮影でも、何枚も自動撮影するため、シャッターボタンを押した後も数秒はスマホをジッと構えた状態でホールドしておいてください。

シャッターを押した後、しばらくスマホは動かさずに待ちます。複数枚の写真が自動撮影されます

シャッターを押した後、しばらくスマホは動かさずに待ちます。複数枚の写真が自動撮影されます

撮影が終わったら撮れた写真が画面に表示されますので確認します。

  1.  「明るさ」「コントラスト」「彩度」「バランス」が調整できます
  2. 明るさ調整で、最も簡単な操作方法は「Original」「Normal」「Bright」をタップし、画面で違いを確認して決定する方法です。
  3. 明るさ、ハイライト、シャドウをそれぞれスライドバーで調整することができます。

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日本語のアプリですし、画面上で違いを確認しながら調整できるので、それほど操作に迷うことはないと思います。なお、無料版と有料版があり、無料版の場合は保存できる画像のサイズに制限があります(小さめ)。

ぜひ、感動を共有できる素敵な写真を撮ってみてください(*^_^*)

 


著者: 神崎洋治 ()
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イルミネーション撮影にHDRは有効か?

HDRは夜景撮影に有効か?

夜景やイルミネーションの撮影で、きれいに撮るために「HDR」撮影は有効でしょうか?

たいていは有効です。

HDRオフ。夜景撮影は手ぶれに注意

HDRオフ。夜景撮影は手ぶれに注意

HDRオン。手ぶれ抑止とともに白飛びも抑止されクレアな描写です

HDRオン。手ぶれ抑止とともに白飛びも抑止されクリアな描写です

HDR撮影とは「ハイダイナミックレンジ合成」と呼ばれる撮影技法です。一回のシャッターで明るく撮った写真と暗めに撮った写真を自動的に撮っておき、その場でいいとこ取りをして合成して保存する、という機能です。写真の部分的な白飛び黒潰れ(明るすぎる白飛び、暗すぎて真っ黒になる黒潰れ)を防止し、暗めのところは明るく鮮やかに撮ることも可能です。

iPhoneではiPhone4から使用できるようになった機能で、デジタルカメラでは機能を持った機種とそうでない機種があります。

イルミネーション場合は結果的に手ぶれを抑え、白飛びが少ない分、イルミネーションの光の明暗(グラデーション)をより忠実に表現することができます。

HDRオフ

HDRオフ

HDRオン

HDRオン

iPhoneの場合は、撮影時に「HDRオフ」という表示をタップすると「HDRオン」に変わって、撮影した写真に自動的にHDR効果が加わります。

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白飛びしてしまったり、手ぶれが目立つときは試してみてください。
次回はアプリを使って、イルミネーション撮影したり補正する方法を解説したいと思います。

※ スマートフォンは機種によって機能が異なるので、平均的な話しとして解説しています。
※ 基本操作はiPhoneを例に、アプリはiPhone用とAndroid用に絞って紹介しています。

> 次のページ 第4回 : 「夜撮カメラ」や夜景撮影アプリを使うとイルミネーションがきれいに撮れるのか?


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スマートフォンでの夜景やイルミネーション撮影テクニック

前回、夜景やイルミネーションを撮る際の基本的な注意点や、一眼レフとスマホのどちらが夜景撮影に向いているのか、などを解説しました。今回はスマートフォンに焦点をあてて、夜景やイルミネーションをきれいに撮る方法、更にはきれいに補正する方法を解説します。
iPhoneの基本のカメラアプリでも、下記のように鮮やかさをアップさせることができます。

iPhoneのカメラアプリで撮った写真(上) カメラロールから補正とフィルタを実行した写真(下)

iPhoneのカメラアプリで撮った写真(上)
その写真にカメラロールから補正とフィルタを実行(下)

サンプルとしては少々、生ぬるいかもしれませんが、自然に鮮やかさを実際に近づけるとするとこのくらいが丁度良いかもしれません。

 

タップする位置で明るさを調整

スマートフォンでも写真の明るさを調整することができます。

スマートフォンの場合、カメラアプリを起動して、液晶画面に撮りたい夜景やイルミネーションを映しますよね。そのままシャッターボタンを押して撮る人もいますが、ここでピントを合わせたいところの画面上を指でタップしてください。タップした場所を解析し、そこを被写体としてピントが合いますよね。そのとき実はピントだけでなく、タップした場所の明るさ(露出)も判断しています。ピントはスマホから被写体までの距離をはかるのに重要ですが、すごく明るい点(ライト)をタップするとその明るさを検知し、それに合わせてスマホは周囲を暗めに設定します。その結果、全体が暗い写真になってしまいます。逆に暗めのところをタップすると全体を明るく補正して撮ることになります。

これは、食べ物を撮るときにも有効です。
次の写真を見てください。ステーキハウスで撮った写真で、Facebookなどでもよく見かける写真ですね。
上の写真を見ると構図全体のうち左側のバターライスの周囲は光が当たっていて明るめ、右側のステーキは暗めです。明るい左側をタップすると上の写真のような適正な露出に合わせてくれますが、右側をタップするとより明るく調整して撮ってくれます(この例では露出オーバー気味
なりますが)。

明るい左側をタップしたとき(上)と暗めの右側をタップした時(下)の写真の明るさ(露出)の違い。距離ほぼが同じところをタップすれば、露出だけをコントロールすることができます。

明るい左側をタップしたとき(上)と暗めの右側をタップした時(下)の写真の明るさ(露出)の違い。距離ほぼが同じところをタップすれば、露出だけをコントロールすることができます。

そこで距離としてはピントを合わせたい被写体とほぼ同じ場所で、やや暗いところを選んでタップすれば、ピントが合って、更により明るい写真に自動的に露出補正して撮影してくれるわけです。

その様子は画面で確認できますので、あちこちをタップしてみて明るさが変わるのを、機会があったら実験してみてください。

 

撮った写真はそのまま使わずに、明るさを調整する

たいていの場合、目で見た夜景やイルミネーションの煌びやかさに比べると、撮った写真はずいぶんと暗くてショボめになってしまうと思います。

そこで撮った写真を自動補整してみます。
例えば、iPhoneであれば撮った写真はカメラロールに保存されているので、それを読み出して「自動補正」をやってみます。それで満足いくレベルに補正されれば保存し、その写真をFacebookなどに投稿します。(以下、iPhoneの画面例)

カメラロールに保存してある写真を呼び出し、右上の「編集」をタップします

カメラロールに保存してある写真を呼び出し、右上の「編集」をタップします

編集モードになったら画面下の「自動補正」アイコンをタップします

編集モードになったら画面下の「自動補正」アイコンをタップします

補正後の写真が表示します。気に入らなければもう一度「自動補正」アイコンをたっぷすると、自動補正オフ(自動補正前)に戻ります。気に入ったら画面右上の「保存」をタップして保存します。保存後も元(補正前)に戻すことができます

補正後の写真が表示します。気に入らなければもう一度「自動補正」アイコンをタップすると、自動補正オフ(自動補正前)に戻ります。気に入ったら画面右上の「保存」をタップして保存します。
保存後も元(補正前)に戻すことができます

「自動補正」機能では効果が弱いので、もっと煌びやかにしたいと思ったら、「フィルター」を使う方法もあります。いくつか用意されたフィルターの中から、タップして効果を画面で確認して選択することができます。

画面下の「フィルター」アイコンをタップします

画面下の「フィルター」アイコンをタップします

効果をかけたいフィルターを画面下の一覧から選択します。タップすると実行した画像に変わりますので、画面上で効果を確認して選択することができます。

効果をかけたいフィルターを画面下の一覧から選択します。タップすると実行した画像に変わりますので、画面上で効果を確認して選択することができます。

フィルター効果がかかりました(画面例では「クローム」)。気に入ったら画面上の「保存」をタップします。(保存してからも元の写真に戻すことができます)

フィルター効果がかかりました(画面例では「クローム」)。気に入ったら画面上の「保存」をタップします。(保存してからも元の写真に戻すことができます)

ここで実行した自動補正やフィルター、切り抜き(トリミング)などは、保存した後も元の写真に戻すことができます。なので、気軽に補正やフィルター効果を楽しんでみてください。

> 次のページ 第3回 : イルミネーション撮影にHDRは有効か?


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夜景やイルミネーションをきれいに撮る方法

メリー・クリスマス!!

夜景やイルミネーションが綺麗な季節になりましたね。
クリスマスや年末年始にあわせて、各地でイルミネーション・イベントも開かれ、息を白くしながらもワクワク気分で参加してしまうという人も多いことでしょう。癒されますよね。

そこでいつも課題になるのが、「イルミネーションが綺麗に撮れない」「夜景をきれいに撮りたい」というもの。
どうやったら夜景やイルミネーションをきれいに撮影することができるでしょうか。

そこで、今回は週刊デジマガ式「夜景やイルミネーションをきれいに撮る方法」を紹介します。ポイントは「明るく撮る」ことです。

 

明るく撮るってどういうこと?

ここ数年、よみうりランド(神奈川県川崎市)では「ジュエルミネーション」が開催されていて、そこで撮った実際の写真をいろいろと見比べながら解説しましょう。

まず、最初の写真はこれ。綺麗ですね~♪。

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これはこれで綺麗だとは思いますが、きっと直に見ているときはもっときらめいて見えていたことでしょう。
「このイルミネーション風景を写真に残したい」と願って、カメラやスマホを向けてシャッターを切ったおそらく多くの人がこういう感じの写真になって、やや満足、でももっと綺麗なのになぁ、と感じるのではないでしょうか。

そこでこれ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

明るさがアップしていることが解るでしょうか。
電球はより大きく輝き、全体的に明るくてバックの建物のライトアップもイルミネーションも鮮やかに見えますよね。
Facebookやブログに載せたり、誰かにメールで送るなら、これくらい実際の煌びやかさに近い写真がいいですよね。
これが明るさの違いです。

一眼レフやミラーレスなら「露出補正」で明るさをアップさせて撮ることでこのような写真になります。
コンパクトデジカメやスマホなら「夜景」モードで撮ると似た感じの写真になります。
ちなみにこの作例はコンパクトデジカメの「夜景」モードで撮影しました。

ここで注意点、一層、手ぶれに注意する、ということです。
ただでさえ暗いのに、明るく撮るということは、カメラやスマホは、よりシャッター速度を遅くして光を長く取り込む必要があります。

 

フラッシュは使わない

カメラを全自動でしか使っていないという人の問題点はフラッシュやストロボが自動で発光すること。夜景やイルミネーションの撮影にはフラッシュは使用しません。オフにして撮影します。

「明るく撮る」というとフラッシュを使うことを発想する人も多いと思いますが、これは逆効果です。フラッシュが発光すると近くの被写体は明るくなりますが、その明るさにカメラは自動的に露出を合わせるので、広範囲な夜景やイルミネーションは逆に暗くなります。

フラッシュが発光した撮影例。近くのランドドッグや通路は明るくなりましたが、主役はイルミネーションです(^^;)

フラッシュが発光した撮影例。近くのランドドッグや通路は明るくなりましたが、
主役はイルミネーションです(^^;)

ただし、人物と夜景、人物を被写体にしてバックにイルミネーションを入れたい、という場合は別。この場合は、フラッシュを使わないと人が綺麗に写りません。

その場合、カメラのシーンモード機能で「夜景&人物」を選択して撮影します(この機能の名前はカメラによって様々です。また、このモードがないカメラもあります)。人物も背景の夜景も両方とも綺麗に写すのは結構難しいことなので、そういうときにはカメラのチカラを借りるのが一番です。背景の夜景を綺麗に写すためにシャッター速度はやや遅めながら、手前の人物には弱めのフラッシュ光でゆっくりと光を当てて綺麗に撮る、というしくみです。専門用語では「スローシンクロ」と呼びます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

人が入った夜景を撮る場合、全自動でシャッターを光らせて撮っても撮れることは撮れるのですが、人がきれいに写れば背景のイルミネーションが暗くなり、背景のイルミネーションがきれいに撮れれば手前の人は明るすぎてノッペリした感じになってしまいがちです。そこのところを「夜景&人物」(スローシンクロ)では両方きれいに撮ることができるわけです。

 

スマホか一眼レフか

そもそも夜景を撮るのにはスマホと一眼レフのどちらが適しているのでしょうか?

答えは 引き分け です(ぬるい回答でスミマセン!!(>_<))。

一眼レフが良い理由

一眼レフの場合、使いこなしていれば、絞りを調整して背景などの光を玉のように丸くぼけた玉ぼけ写真で表現したり、各種フィルターを使ったり、シャッター速度を調整して技ありのイルミネーションの写真を撮るなどの、奥の深~い楽しみがあります。

一眼レフで撮影したイルミネーション。 撮る楽しみや表現の多彩さでは圧倒的です。

一眼レフで撮影したイルミネーション。
撮る楽しみや表現の多彩さでは圧倒的です。

使いこなし術はまたの機会に解説しますので、その他の一眼レフを推す理由はこうです。

夜景やイルミネーション撮影の失敗の理由は圧倒的に「手ぶれ」です。あたりが暗いので光が少ないため、昼間の写真より長い時間、シャッターを開けたまま光を取り込まなくては写真が撮れません。その間にカメラを持つ手が揺れると手ぶれになります。手ぶれを防ぐにはカメラをブレないようにしっかりと持って撮影することが大事です。それには三脚を使うのが一番ですが、ここではそれは割愛します。

暗くてもシャッター速度を速くする方法がひとつあります。カメラのISO感度を高く設定して撮ることです。一眼レフに限らず、ミラーレスはもちろんのこと、コンパクトデジカメでもできる機種もあります。ただし、それ(ISO感度を高く設定して撮る)を行うと手ぶれを防ぐことができますが、その代わり写真にノイズがのります。そしてこのノイズは、一般的には撮像素子が大きいカメラほど少なくて済みます。そのためコンパクトデジカメより、撮像素子の大きな一眼レフの方が夜景には向いているわけです。

そもそも全自動撮影が基本のスマホではISO感度の設定を変更できないこと、できたとしても一眼レフの方が圧倒的に撮像素子が大きいので、一眼レフの方がノイズが少ない写真が撮れる、ということになります。こうなるとスマホは完敗・・のように思えますが・・・

スマホにだって良い点はある

しかし、手軽に撮るという点に関しては圧倒的にスマホが便利ですし、スマホはアプリが使える撮ってすぐ明るさ調整やレタッチができる、そんでもってすぐにFacebookやツイッター、ブログに投稿できる、等という一眼レフにはない利点があります。

特に、スマホのアプリは結構ハイテクなものもあり、意外と面白い写真や綺麗な写真が撮れるのです。
例えばこれ・・まずは普通にiPhoneで撮った写真・・・

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それが、こんなに煌びやかになっちゃう(^_^)v

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次回は、スマホを使って、夜景やイルミネーションをきれいに撮ったり補正する方法を解説します。
> スマートフォンでの夜景やイルミネーション撮影テクニック


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一眼レフとミラーレスの比較(1) 小型化のために失ったもの

最近になってますます、ミラーレスカメラの人気が加速しています。
大人気のミラーレスカメラはなぜ生まれたのでしょうか。

なぜミラーレスカメラは誕生したのか

それは高画質な写真が撮れて、より小さいカメラが求められているからです。

eos-x7ミラーレスが誕生する以前から、一眼レフも熾烈な小型化の争いが繰り広げられています。ペンタックス、オリンパス、キヤノンのEOS Kissなどがより小さなボディの一眼レフを発表し、世界最初・最軽量を争っています。写真は世界最小・最軽量の一眼レフ(2013年11月)をうたう「Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7」。

運動会や学芸会などで子供の晴れ姿を撮ったり、家族旅行を高画質で撮りたいというニーズは強く、そのユーザー層には主婦も多かったため、従来の一眼レフは大きくて重たいと感じていたからです。

一眼レフでは、オリンパスやパナソニックが提唱した「フォーサーズ」という規格が、デジタルカメラ用に小さくデザインされ(撮像素子も幾分小さい)、小型化を推進していました。

しかし、以前にも解説したように、一眼レフはまるで潜水艦の潜望鏡のように、ボディ内で複雑な光の反射を行っていますので、小型化には限界があります。いわば、これ以上小さくすることはできないところまで来てしまいました。また、そのしくみから、カバンやポケットに入れて持ち歩きやすいような長方形を基調としたデザインにはしにくかったのです。

一眼レフの構造を横からみた透視図。赤枠の部分が小型化には大きな障害になります

一眼レフの構造を横からみた透視図。赤枠の部分が小型化には大きな障害になります。
※イラストは「体系的に学ぶデジタルカメラのしくみ 第3版
日経BP社刊(神崎洋治/西井美鷹著)より。

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そこでフォーサーズ規格では、一眼レフの最大の特徴である反射ミラーを取ってしまうことにしました。更に、撮像素子は同じサイズのままボディもレンズも小型化する方式をとりました。

こうしてミラーレスカメラの先駆けとなる「マイクロフォーサーズ」規格が誕生し、後に大ヒットするミラーレスカメラ「オリンパスPEN」が発売されるに至るのです(写真は2013年12月1週めのアマゾン売上ランキング1位のOLYMPUS ミラーレス一眼 PEN mini E-PM2 ¥37,800 です:価格はその時点のもの)。

マイクロフォーサーズ規格によってミラーレスという分野がスタートし、劇的な小型化と、なんとも魅力的な四角いボディが誕生したのです。

そしてその規格によってオリンパスやパナソニックのミラーレスカメラは共通の仕様が保たれ、双方が製造したレンズを互換性をもって使用することができます。

 

小型化によって削ったもの

こうした経緯で誕生したミラーレスカメラですが、小型化によって失ったものがあります。それは、反射ミラー、光学ファインダー(レンズ越しに見られる覗き窓)、そしてオートフォーカスセンサーの3つです。

ミラーレスカメラは小型化のために、光学ファインダーと反射ミラー(ミラーボックス)、オートフォーカスユニットを一眼レフから削りました。中央は一眼レフのボディを横から見た透視図、右はミラーレスを横から見た透視図です。(画像提供オリンパス)

ミラーレスカメラは小型化のために、光学ファインダーと反射ミラー(ミラーボックス)、オートフォーカスユニットを一眼レフから削りました。中央は一眼レフのボディを横から見た透視図、右はミラーレスを横から見た透視図です。(画像提供オリンパス)

反射ミラーは、なくなったとしてもユーザーの操作面への影響はそれほど大きくはありません。光学ファインダーは代わりにボディ背面に大きな液晶画面が付いているので、操作感が劣る、と感じる人は多くないかもしれません。

となると問題はオートフォーカスです。一眼レフとミラーレスはオートフォーカスのしくみが異なるのです(最新機種は除く)。

「一眼レフを小さくしたもの」と言われてミラーレスを買ったのに、一眼レフを使うときのような小気味よいリズム感で写真が撮れない、と嘆く人もいるのではないでしょうか。

それはオートフォーカス(AF)が起因しているかもしれません。
一眼レフは専用のオートフォーカスセンサーユニットを使った「位相差検知AF」というシステムを搭載しています。一方、ミラーレスはコンパクトデジタルカメラと同じコントラストAFというしくみです。

次回はこのしくみの違いを解説しましょう。
お楽しみに。


著者: 神崎洋治 ()
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ミラーレスカメラの名前の由来は?  どこにミラーがあるの?

ミラーレスと一眼レフの違い

前回、一眼レフと呼ばれる理由を解説しましたので、今回はミラーレスカメラがミラーレスと呼ばれる理由を解説します。

タイトルの「どこにミラーがあるの?」の説明もします。
いやいや、ミラーレスっていうくらいですから、ミラーレスカメラにはミラーはありません(^^;)。

一眼レフもミラーレスもレンズ交換式カメラなので、カメラ本体からレンズを簡単にはずすことができます。レンズをはずした状態で、レンズの穴からボディ内部を覗き込むとこんな様子が見られます。

まずはミラーレスカメラです。本体の中を覗き込むと「撮像素子」が見えます。この写真ではきれいな青が印象的ですね。(写真はミラーレスカメラ「ソニー α NEX-7」)

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撮像素子はイメージセンサーとも呼ばれ、フィルム式カメラではまさにフィルムにあたる部分、つまり写真として像を記録する部分です。レンズを通して、この撮像素子に当たった光を写真として記録しています。
この撮像素子の大きさは写真の品質を決定づけるひとつの大きな要素となっています。

では、次に一眼レフを見てみます。
一眼レフの場合はカメラ本体内部を覗き込むと、反射ミラーが見えます。一見、撮像素子のように見えるかもしれませんが、この写真の白い四角いものは斜めに置かれた反射ミラーです。一眼レフの場合、撮像素子はこのミラーの後ろに隠れるように配置されています。(写真はデジタル一眼レフカメラ「キヤノン EOS 70D」)

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前回も解説しましたが、一眼レフの構造はレンズの光を反射ミラー(レフレックスミラー)で上に屈折させています(下イラスト)。このイラストはデジタルカメラの断面を横から見たときの光の経路を現しています。このような構造のため、レンズをはずして覗き込むと、レンズ穴からは反射ミラーが見えるのです。
そして、ミラーレスカメラはこの反射ミラーがないので「ミラーレス」と呼ばれているのです。

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ミラーレスカメラの構造

ミラーレスは、一眼レフのような覗き窓式の光学(レンズを通して直に見る)ファインダーを持ちません(下イラスト)。ファインダーは背面の液晶に映し出しています。また、覗き窓式であっても覗き窓には小さな液晶が入っていて映像を映す「EVF」式です。そのため、反射ミラーが必要ないのです。
言い換えれば、構造から反射ミラーを取り払うのと引き替えに、光学ファインダーを失い、小型のボディを手に入れました。ミラーレスの構造はとてもシンプルです。

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レンズから入った光はカメラ本体を直進し、奥の撮像素子に届きます。その光を映像に替えて、液晶に映し出しています。こういった構造を見ると、一眼レフとミラーレスはとても大きな違いがあります。液晶ファインダーは速く動く被写体を狙ったり、一瞬のシャッターチャンスを捉えたいときには大きなハンディとなります。

実は、少し前までは、機能的に一眼レフとミラーレスはもっとたくさんの相違点がありました。
逆にミラーレスの方が一眼レフより優れている点もいくつもあります。
しかし、「Nikon 1」や「EOS 70D」等の登場によって、一眼レフとミラーレスの違いは一気に少なくなってきています。

ミラーレスと一眼レフの機能的な違いについては次回以降に解説しますのでお楽しみに。

著者: 神崎洋治 ()

※リンクをクリックするとアマゾンの商品ページで価格等を確認できます。
※イラスト 日経BP社「体系的に学ぶ デジタルカメラのしくみ 第3版」(神崎洋治/西井美鷹:著)より。12月19日発売予定です!!

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なぜ一眼レフと呼ばれるのでしょうか? ~一眼レフのしくみ~

一眼レフの名前の由来

いまのデジタルカメラは、「一眼レフ」「ミラーレス」「コンパクトデジタルカメラ」の3つに大別できると、前回に解説しました。

amz-eos60-01ではまず「一眼レフ」はどういうカメラのことを指し、どうして一眼レフと呼ばれているのでしょうか?

「一眼」というのはレンズを通して実際に撮影する像と同じモノを撮影するときに確認できることを意味します。狭義には「ひとつレンズ」で像の確認と撮影前の被写体の確認が両方できることから一眼と呼ばれています。

「レフ」とはレフレックスミラー(反射ミラー)を利用してそれを実現していることを意味します。

デジタルカメラになって、”撮影する像そのものを画面で確認することなんて当たり前”になりましたが、以前はフイルムに感光したら撮影されてしまうので、撮る像そのものを確認するためには大かがりな仕掛けが必要だったのです。それが反射ミラーを使った一眼レフシステムです。

一眼レフのしくみ

一眼レフのしくみはこうです。

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レンズを通して入った来た光はレフレックスミラー(反射ミラー)によって上に反射され(屈折させられ)、ボディの上部でペンタプリズムやペンタミラーという部品で更に反射させられて、ボディ背面の覗き窓「ファインダー」に送られます。
撮影する人はそれを見て、構図を決めたり、ピントを合わせの確認をしたりするのです。

構図か決まってシャッターボタンを押すと、レフレックスミラーは跳ね上がり、光がフイルムや撮像素子に照射され像が写真として記録されます。

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これが「一眼レフ」の名前の由来であり、デジタルカメラ時代にはむしろ独特の構造なのです。

機能的に見ると一眼レフならではの特徴は 覗き窓式の光学ファインダーを持つことです

機能的に見ると一眼レフならではの特徴は
覗き窓式の光学ファインダーを持つことです

ミラーレスやコンパクトデジタルカメラとの決定的な違いは、一眼レフはレンズを通してファインダー像が見られることです。ミラーレスやコンパクトデジタルカメラは液晶越しにファインダー像を見るしくみですが、一眼レフはレンズ越しに実像を見ることができる、それこそが決定的に異なる点です(ソニーの一部αシリーズは除く)。

次回「ミラーレスカメラの名前の由来は? どこにミラーがあるの?」はミラーレスの構造についても解説します。


著者: 神崎洋治 ()
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book-dc-250週刊デジマガでこのコラムを執筆している著者の最新作。デジタルカメラの構造から撮影のしくみ、撮像素子、レンズ、画像エンジン、記録メディア、手ぶれ補正、ライブビュー、顔検出、デジタル画像の基礎知識、仕様表の読み方まで解説。デジタルカメラを初めて使う方からデジタル一眼レフやミラーレスを使用している写真愛好家の方まで必携の1冊です! (日経BP社刊 神崎洋治/西井美鷹著)

 


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きれいな写真を撮るには「背景」が大切 (2) 被写体をきれいに見せる基本のテクニック

写真を活かすも殺すも背景次第

前回、きれいな写真を撮るには「背景に気を配ろう」という話しをしました。

撮影術を勉強する上でまず、速攻で効果が現れるのが、この気づきです。
誰にでもすぐに、今日から始められます。

具体的な例を紹介しましょう。

花畑に咲くコスモスの写真です。
花がきれいに咲く季節になると、ブログやFacebookでは、花の写真がたくさんアップ掲載(掲載)されますよね。
そしてそして、こういう残念な、油断した写真をよく見かけます。

007-003

せっかく花畑に咲き乱れたコスモスを撮っても、背景バックにお花屋さんのトラックがあっては台無しです。お花屋さんの宣伝でもあるまいし(^^;)

背景に気を配り、ちょっと角度を変えて撮るだけで、もっといい写真になるんです。
ほら。

007-004

撮る位置を少しだけ移動して、背景を緑にしました。
これだけでもずいぶんとコスモスが引き立ちました。

さらに、青空をバックに入れたいということで、ローアングルで撮りました。

007-005

やっぱり花のバックはスッキリと、緑や空がいいですね(^_^)v

次ページは・・


著者: 神崎洋治 ()
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きれいな写真を撮るには「背景」が大切 (1) 構図の基本は背景から

構図の基本は背景から

「きれいな写真」といってもいろいろなタイプや視点があります。

被写体がはっきりと写った写真・・
彩りが豊かなカラフルな写真・・
透き通る空気感を表現した写真・・

そういう違いの話はさておき、もっとシンプルな基本的なところで

きれいな写真を撮る人はまず背景に気を配っている

という点に注目しましょう。

写真を撮るときに、普通は被写体そのものが気になってしまいますよね。

しかし、実はとても重要なのが背景なのです。

解りやすい例でこの写真を見てください。

007-001

この写真を Facebook やブログに掲載して「この木のカタチが落ち着く~♪大好き~」
なんて書いても・・・なんで? ってことになりませんか?

次の写真は同じ木を別の角度から撮った写真です。

007-002

これならこの木が案外、素敵なカタチをしていることが解ります。

違いは、そう背景。

ちょっと面倒でも、木の背景がスッキリ見えるところまで移動してシャッターを切りました。

この講座の第一回で「自分目線で撮ってはいけない」と書きましたが、これもそのひとつです。
被写体だけでなく、背景に気を配るだけで、同じ写真でもグッと魅力的になるんです。

被写体をはっきり見せたい場合は、背景をスッキリさせなくてはいけません。
背景がごちゃごちゃしていると被写体が背景に溶けて沈んでしまうからです。よく言う「背景がうるさい」という状況ですね。

もう少し例を紹介しましょう。

 その2.につづく


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